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宮尾 登美子

新潮社

グループ:Book

ランキング:19492

価格:¥ 820

発売日:1996-10

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カスタマーレビュー

文学は芸術  (2008-04-10)
今年(平成20年)1から3月に20冊読んだ小説の中でナンバーワン。
これほど人の感情を色濃く描いた作品があるのだろうか!と叫びたくなる。
ラストシーンでは泣けて泣けて。(号泣してしました)

昭和初期、南国土佐の地で、芸者置屋の女将さんの半生を描いている。
そこには、喜び、悲しみ、疑心暗鬼、あせり、思いやり、愛情など様々な喜怒哀楽が、
夫、実子、養子など沢山の人達との交流の中で、見事に表現されているのだ。

売れればいい!という軽薄な本が多い昨今、文学は芸術=文芸という言葉を
改めて認識できる素晴しい本です。

宮尾登美子ワールドを見ました。  (2004-07-22)
女性作家が好きでたまたま選んで読んだこの「櫂」。
最初の数行読んだだけで、その文体から宮尾さんの世界へ引きずり込まれたような気がします。
土佐という土地を舞台に主人公「喜和」と、夫「岩伍」そして娘「綾子」を軸に繰り広げられる、
こんなにも激しく、だけどどこか美しく優しい物語を久しぶりに読んだ気がします。

女である主人公が時に弱く哀しい人でありながら、時に強く正しい人であり、読み進めるうちに、
自分の母を想い、祖母を想い、自分を想い、この作家の宮尾さんという人を想ったりしました。
四部作の「春燈」「朱夏」「岩伍覚え書」も是非読もうと思います!

客観的に綴られた女の歴史  (2003-06-17)
櫂をはじめて読んだのは中学生のころである。
当時は、仕事かたぎで家庭を顧みない岩吾に強い反発を感じた。
しかし15年以上たって読み返してみると、お嬢さん育ちの喜和
に対する描写も、非常に客観的に描写されていることが感じ取れる。

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