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日本放送出版協会
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渾身の最高傑作!!!
(2006-06-04)
筆者は本当に多くの著作を次々に出され、その多くが現代の病巣(主に教育問題)を抉り出し、解決策の一端を提言するものであるが、この書で語っている事は最も重要な事の一つであるといってよい
現代社会においての多様な問題を考えるとき、その多くは現実に生きている感覚の欠如にあるのではないか
地に足が着いていない、ハラがすわっていない身体・・・なんとなく生きているなんとも居心地の悪い感覚こそその病巣の根源ではないだろうか
本書は身体感覚というコンセプトを用いて、いわゆる昔の日本人が有していた身体文化、そして腰、ハラといった身体感覚が現代では衰えきっていることを述べた上で、再びその感覚を取り戻すべきであると提言している
これは現在の脳教育ブームにも一石を投じていると思う。右脳が大事だからといって右脳だけを開発するのでは人間としてアンバランスなように、脳だけに着目するのでは片手落ちなのである。やはり脳も人間の身体の一部と捉え、身体面の特に身体感覚を磨くことが、ひいては全脳教育に大きく貢献することになるという真実をもっと広く知り、実践する必要があるように思う。
本書は人が生きていくこと、また人を育てる上で見落としがちになってしまう部分について気づかせてくれる筆者”渾身”の最高傑作である
齋藤さんの真骨頂!
(2006-04-21)
いろいろな領域で執筆活動を繰り広げている齋藤さんですが、
彼の真骨頂は「身体論」。
そのエッセンスが詰まった本です。
本書では日本の伝統的な身体文化である
「腰ハラ文化」を見直すことで、日本人の
「中心感覚」を取り戻すことを提案しています。
私は今まで自分の(あるいは日本人の)身体について
深く考えたことがなかったので、齋藤さんの理論を知り、
目から鱗が落ちる思いでした。
「こころの時代」と言われる昨今ですが、
人間の心理面だけを見るのではなく、
身心両面からさまざまな問題を考えて
いくことが重要なのでしょうね。
身体論の素晴らしさ!
(2004-04-06)
昔の人たちの体の使い方の良さや、逆に現代人の悪さが良く判り、自分の弱点やこういう生活をしようという希望までもが見えてきます!
私ことですが、本書中に「一本歯下駄」というものが出てきます。早速インターネットで検索したらすぐに見つかり、注文しました。「下駄」というのも「昔のスタイル」なので滅多に見かけませんが、その重要性は高いと思います。
「昔のスタイル」というものの見方を変えてくれるきっかけになってくれるはずです。そして、そのなかで新しい自分が発見できると思います!
思考は身体から生まれると理解した点が素晴らしい
(2003-04-19)
「歩く技」という項目があります。この著者は、たかが歩く事に「技」があるということを意識しているのです。なんでもないような事に意義を見出している点が素晴らしいのです。
一日に50kmも歩いてみれば分かりますが、長距離を歩く事は簡単ではありません。歩き続けるための「歩き方」や休息の取り方、はたまた荷物のしょい方など、色々なポイントがあるはずです。そのポイントを「身体」で理解できる事が「技」であると言っているのではないでしょうか。
「技」を体得するためにはどうしても反復練習が必要になってきますが、その過程で「思考力」も鍛えられるのだとも思います。なぜ、こんな事を繰り返すのか、などと考えながら・・・
こころは形にあらわれる
(2001-12-14)
こころはこころであって、それは目に見えないものだから、かたちを持ったものとは別物…と思っていましたが。
このごろ、「こころは形にあらわれる」ということをつくづくと感じます。
この本を読み、そのことと改めて向き合うことが出来ました。
自分自身だけでなく、時代も含め、「浮き足立った」場面が多いと感じている昨今ですが、この本に掲載されている、たった数十年前の日本の人たちの写真を見るだけでも、いかに「腰が据わり」「地に足が着いて」いるかを目の当たりにしました。そして、こんなに短期間でどうしてこれ程変わってしまったのかと驚くことしきりです。
「頑張る」って、肩に力を入れるんじゃなく、「踏ん張る」ことにして、地に足つけてしっかりやって行くぞ、とつくづく思いまし

