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森口 奈緒美

花風社

グループ:Book

ランキング:34750

価格:¥ 1,890

ポイント:18 pt

発売日:2004-01

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自閉症だったわたしへ (新潮文庫)

カスタマーレビュー

苦痛を伴う共感。  (2006-07-13)
彼女の居場所となり得る概念(ADHD、広汎性発達障害、高機能自閉症、アスペルガー症候群、など)の何一つない時代に彼女は生まれ育ち、執拗なまでに否定され蹂躙され侵略され虐待されてきた。運が悪かったのか。そういう時代だったので仕方なかったのか。誰にも悪気がなかったとして、それを許さなければならないのか。
彼女の十数年後に子ども時代を過ごした私にも同種の攻撃は降り注いだ。もっとも彼女へのそれが土石流を引き起こす豪雨だとしたら私の受けたものは夏の夕立程度だったが。
今の子どもたち、これからの子どもたちのために、現場の教育者に読んで欲しい本。当事者が情報や共感を求めて読むにはかなり重く痛い。私は共感しすぎて体調を崩した。それでも耐えて読み終えたのは、彼女のまさに変光星のように不思議に輝き瞬く感性を稀有に美しいと感じたからだ。

社会常識と戦い続けた  (2005-08-31)
 一般的に「自閉症」を含む脳の機能障害者は、一見して障害のない人々との見分けは難しい。
 著者の少女時代である20年前は、著しい知能障害が見られない限りなかなか自閉症と認知される事がなかった。そのために社会一般の「常識」「作法」「団体」といった物に捩られすり減らされていく少女の姿に涙が誘われました。
 自閉症者への一層の理解と、自閉症児への明るい未来を育むためにも多くのお母さん方、教育関係者の方に読んで戴きたい一冊です。

なんと言ったらいいのやら  (2005-07-31)
学校で先生と呼ばれている方に読んでもらいたいです。
自閉症が今ほど一般的でなかった時代に生まれ「一般の」社会にとけ込もうとして挫折した一人の人間の手記です。彼女が子ども時代,どんなにふつうにあこがれ,ふつうになるための努力を重ねたのか…読んでみてください。

高機能自閉症の人たちにとって学校がいかに苦しい場所になっていたのか,教師の無理解がどれだけ本人たちを傷つけてしまっていたのか,想像すると胸が痛みます。

現在,特別支援教育という枠の中で,日本に生まれたすべての子どもたちが幸せな学校時代を過ごせるよう行政が動き始めています。しかし,現場の先生たちのアンテナが低ければ,今でも森口さんの様な人がいるのではないかと思います。

日本でも、出ている  (2004-07-21)
〜『自閉症』は、過去、良く分からない障害であった
『過去』とは言っても、たかだか50年に満たない位最近のことである

この障害を、本人の口から『体験談』として(というより本人自身が)語り出した
それが『ドナ・ウィリアムス』であり『テンプル・グランディン』であった
彼女達の登場により、『自閉症者の世界』に一気に光が当たり始める
〜〜
そんな『自閉症者の世界』の語り部が、本国にもいた
本書の著者『森口 奈緒美』その人である
評論家や研究者からの論説ではない、本人自身が発信する『生き難さ』が綴られる

近年、『光とともに』という漫画がドラマ化されたこともあり、旧に脚光を浴び始めた観のある『自閉症』という障害
もっと深く理解する為、本人の語りに耳を傾けて欲しい
〜〜
理解者が増えることによって、彼らの『生き難さ』は少しづつ解消されて行く〜

自閉症がどういうものであるかをわからせてくれる本  (2004-06-18)
自閉症について私がいかに無知であったかを知らせてくれた。

それと同時に、実際の自閉症であった著者の視点から自閉症についてと、またそのことによる過去のつらい経験を切実に書いた本であると思う。

この本を読み終わった時、自閉症がどういうものであるかをたくさんの人に知ってもらいたいし、そのためにもこの本をよりたくさんの人に読んでもらいたいと思った。

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